浪漫あふれる、耳納連山
田主丸の東西に連なる山、それが耳納連山(みのうれんざん)です。
雨のあとに立ち上がる水蒸気や、朝夕の光による陰影で姿が変わる、趣のある山です。 人々は毎日この山を見ながら暮らしているため、山を見ると「あぁ、故郷に帰ってきた」と思う人もいれば、「山があるから」と故郷に戻る人もいます。いつの時代もこの美しさは地元の人々の心をとらえてきました。 耳納連山で濾過された水はミネラルが豊富で、豊かな水量を保ち、よい酒造りに向いた性質を備えています。水は水脈が変わって枯れてしまったり、水質が変わったりするため、蔵は井戸を掘り変えることがあります。 しかし耳納連山で濾過された水は、枯れたりすることはありませんでした。初代の頃と同じ水脈の水を今でも使い続けているからこそ、地元に愛されるお酒を造り続けることができます。